@article{oai:kyotogakuen.repo.nii.ac.jp:00000925, author = {大野, 彰 and Ono, Akira}, issue = {1}, month = {2011-09-01, 2018-06-09}, note = {乾燥した風土で費用をかけて生産されたイタリア産生糸は、サテンを織るのに適し、無撚のまま後染め絹織物の経糸として利用することもできた。イタリア産生糸は高価であったが、イヴニング・ドレスなどに仕立てれば高価に売れたから、生糸の品質向上にかけた費用は回収された(イタリアの生糸生産者のビジネス・モデル)。1900 年代に入ると日本でも濁った繰り湯で生糸を挽くようになったために日本産生糸は抱合が堅固になり、無撚のままクレープ・デ・シンの経糸として使用することができるようになった。1910 年前後からサテンが廃れる一方でクレープ・デ・シンが大流行すると、イタリア産生糸は打撃を受けた。さらに、1920 年代にはサテンを織るのにレーヨンが盛んに使用されるようになったため、イタリア産生糸が強みをもっていた分野は狭まることになった。, 2, KJ00007987579, 論文, Article}, pages = {25--91}, title = {流行の変化が生糸の使い分けに与えた影響について(1860-1940年)}, volume = {21}, year = {}, yomi = {オオノ, アキラ} }